（焼そば　その１１）

○　「焼そば名人　塩焼そば」（マルちゃん）

　北海道でお馴染みの焼そば弁当をはじめとしてカップ焼そばにはかなりのこだわりを持っているマルちゃんから焼そば名人の塩焼きそばの登場です。

　ソース焼そばと違って塩焼きそばは絶妙な味わいを表現しなければならないという難しさがあります。この焼そば名人のＷソースはどのような味わいなのか。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをして粉末スープと液体スープをよく麺に絡ませれば完成。スパイシーな香りが漂ってきました。

　早速、麺を一口いただきます。胡椒が効いているスープが満遍なく染み渡っているのに加えて塩加減もちょうどよくとても美味しくいただくことができます。

　麺自体もボソボソするわけでもなく、少し細めでコシの方もまあまあといった感じ。スープとの相性もなかなか良い感じとなっていますね。

　具はキャベツ、長ネギの２種類。塩焼きそばには余計な具は必要ないといったところでしょうか。少ない具の中でもキャベツの甘さは塩味にピッタリです。

　食べやすくわりと癖のない味わいはまさに名人の焼そばと言っても過言ではない一品。飽きのこない美味しさなので一杯だけじゃ物足りないかもしれません。

○　「男の焼そば」（サンヨー食品）

　大盛りで極太の麺なのにさらに硬いという女性にはハードルが高そうなカップ焼そばとして「男の焼そば」が登場しました。

　キレのある味が男の食欲をかきたてる！！といったことがパッケージに書いてありました。たしかにマイルドな焼そばは食欲をそそりません。豪快さが良いのですよ。

　お湯を入れて４分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がして液体ソースを加えてよくかき混ぜます。そして、特製ふりかけをかけたら完成です。

　早速、特製ふりかけの香りが漂う麺を一口いただきます。香り同様にニンニクとスパイスが効いているのに加えて濃いめのソース味がなんとも美味しいと思います。

　そして、ちゃんぽん麺のように太くてコシのある麺は食べごたえがあります。また、ベタ付く感じも全くないので最後まで気分良くいただくことができます。

　具は豚肉、キャベツ、ニンニクの３種類。味わいのある豚肉も良いのですが、タップリと入っているシャキシャキキャベツも甘くて良い感じとなっています。

　歯ごたえと濃いめの味わいを満足するまで楽しめるような一品。男らしさを感じる一杯となっていますが、美味しいので女性にも食べていただきたいものです。

○　「ＵＦＯ　シーフード　青春ストレート麺」（日清）

　日清のカップ焼そばといえばＵＦＯ。そのＵＦＯのシーフードが青春ストレート麺となって再登場しました。

　カップ麺等の麺といえばちぢれ麺が主流だったのですが、独自の製法によりストレート麺を開発しました。その麺がシーフード焼そばにも合うのかが気になりますね。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをして調味オイルをかけてよくかき混ぜ、さらに粉末ソースをかけてよくかき混ぜれば完成です。

　早速、麺を一口いただきます。少しベタつきがあるのですが、口の中に入れるとシーフードの風味が広がってくるといった感じで塩加減もちょうど良いです。

　麺そのものも従来のちぢれ麺とは違ってすすりやすいとともに柔らかすぎないので最後まで美味しくいただくことができて、なかなか好印象となっています。

　具はイカ、カニかま、キャベツ、タマゴの４種類。見た目が彩り豊かで良いのに加えてイカやカニかまの風味と味わいがとても良いアピールをしています。

　風味豊かなシーフードの味わいと舌触りがとても滑らかな麺とのコラボレーションを楽しめるような一品。ますます進化するその味に頭が下がる思いです。

○　「究麺（きわめん）ソース焼そば」（明星）

　独自の製法を用いて食感を突きつめた麺。そんな究極の麺を採り入れたカップ麺、究麺（きわめん）のソース焼そばの登場です。

　どれだけ麺の食感を極めたのかということを蓋にビッシリと書いてあるのですが、そのくらい麺の食感に自信があるとのこと。食べるのがとても楽しみですね。

　お湯を入れて５分、しっかりと湯切りをし、粉末ソースをかけてよくかき混ぜ、液体ソースをかけてさらによくかき混ぜ、最後にふりかけをかけたら完成です。

　早速、麺を一口いただきます。口に入った瞬間に麺のコシの良さが解るといった感じで生麺タイプよりも生麺に近いといっても過言ではありません。

　ソースも気になるような酸味がないのでとても食べやすくなっています。そして、見た目の濃さよりもあっさりとした味付けとなっているのがとても良いと思います。

　具は豚肉、キャベツの２種類。焼そばといえばこれといった感じの定番のラインナップとなっており、ソースの味わいと麺の良いアシストをしています。

　食べてみないと解らない麺のコシの良さ、そして食べてみて解る本物の麺の味というのがピッタリといった一品。麺の味わいの良さに本当にビックリしました。

○　「ＵＦＯ　明太子マヨ　青春ストレート麺」（日清）

　日清のカップ焼そばといえばＵＦＯ。そのＵＦＯの明太子マヨが青春ストレート麺に生まれ変わって再び我々の前に現れました。

　カップ麺等の麺といえばちぢれ麺が主流。しかし、独自の製法によりストレート麺となってさらに美味しくなったようです。明太子マヨとの相性も楽しみですね。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてソースをかけてよくかき混ぜ、最後に明太子マヨとふりかけをかければ完成。ソースのとても良い香りが漂ってきました。

　早速、麺を一口いただきます。ソースとマヨネーズの最強の組み合わせに明太子が加わって味に幅が拡がったような感じがします。風味もなかなか良い感じです。

　麺そのものはちぢれ麺の時よりもベタつきが少なくなってスムーズにいただけるようになりました。そんなに柔らかすぎないので最後まで美味しいですね。

　具はキャベツのみ。明太子のふりかけとマヨネーズがあるので余計な具は必要ないといったところでしょうか。でも、シャキシャキキャベツは焼そばに欠かせません。

　明太子とマヨネーズが入ったことによりマイルドなソースを楽しめるような一品。麺も食べやすくなったのでますます愛され続けていくことと思います。

○　「からしマヨネーズ　焼そば」（日清）

　ソース焼そばにピッタリといえば青のりと紅ショウガを思い出すのですが、それに負けない存在となっているのがからしマヨネーズです。

　そのからしマヨネーズが付いているカップ焼そばとして登場したのがこのカップ焼そばです。少し大人の味わいはどのような美味しさになっているのか。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをした後に粉末ソースを入れてよくかき混ぜ、からしマヨネーズをかけたら完成。とても食欲をそそる香りが漂ってきました。

　早速、麺を一口いただきます。少しベタ付いたような感じもするのですが、ソースとからしマヨネーズの組み合わせが忘れさせてくれるような感じです。

　これで麺がサラサラと口の中に入ってくれると心地良いような気もするのですが、慣れてくるとこれはこれで有りかなと思ってしまう不思議が感じがしますね。

　具はキャベツのみのような気がします。他に入っていたらごめんなさいということですが、しっかりとキャベツを入れてくれたことに感謝です。

　からしマヨネーズとソースの基本的なコラボを楽しめるような一品。このくらいの辛さでしたらお子様でも行けちゃうかもしれません。

○　「ＵＦＯ　青春ストレート麺」（日清）

　日清のカップ焼そばといえばＵＦＯ。そのＵＦＯが新開発された青春ストレート麺として再びロングセラーとして歩き出すことになりました。

　今まではちぢれ麺がカップ焼そばの主流となっていましたので、かなりの違和感があるかもしれませんがソースとのバランスや麺の食感が良ければ美味しいはずです。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてソースをかけてよくかき混ぜ、ふりかけをかければ完成。ソースと青のりの混ざったとても良い香りが漂ってきました。

　早速、麺を一口いただきます。ソースの程良い酸味と甘さが湯気とともに口の中に広がるといった感じでなかなか良い味わいとなっていますね。

　また、麺そのものもベタ付くような感じが無くすんなりと口の中に入ってくれるとともに柔らかすぎることがないので最後まで美味しくいただくことができます。

　具は肉、キャベツの２種類。味わいのある肉に加えてキャベツの甘さがとてもソースにピッタリといった感じ。まさに焼そばの王道の具材です。

　ストレート麺となってさらなる美味しさが楽しめるような一品。このストレート麺があればあと半世紀以上は愛され続けると思います。さすがはＵＦＯですね。

○　「やきそばできました　焦がし醤油」（日清）

　北海道限定発売のカップ焼そばとしてお馴染みとなっている「やきそばできました。」から焦がし醤油の登場です。

　焼そばといえば酸味の効いたソースというイメージがとても強いのですが、このカップ焼そばは焦がし醤油ということです。どのくらい香ばしいのか楽しみですね。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてから蓋を思いっきり剥がし、液体ソースをかけてよくかき混ぜてからふりかけをかければ完成です。

　青のりとどちらかといえばソースに近い香りが漂っている麺を一口いただきます。醤油というよりやはりソースに近い味わいがするといった感じですが美味しいです。

　麺そのものはノーマルタイプのややちぢれ麺。わりと細めの麺にしっかりとソースが絡んでいるため最後まで美味しくいただくことができるといった感じです。

　具はキャベツのみとなっていますが、ソースの味わいが良いのと、ふりかけの風味の良いのに加えてシャキシャキ感も楽しめるので満足といったところです。

　焦がし醤油というイメージを強く持つのではなく普通の焼そばという感じでいただいた方が無難な一品。ただ、美味しさの方はしっかりとしています。

○　「復刻版　焼そば　ＢＡＧＯＯＯＯＮ　大盛」（マルちゃん）

　東北地方限定販売のカップ焼そばとしてお馴染みの焼そばＢＡＧＯＯＯＯＮの復刻版が３０周年記念として全国販売で登場しました。

　北海道の焼そば弁当は中華スープなのですが、三陸産わかめスープが付いているというお得感。そして、３０周年ということで名前の由来まで解ってしまいます。

　お湯を入れて３分、調理方法にはしっかりと湯切りをしてソースとふりかけをかけると書いてありますが、今回は戻し湯をスープを作るのに再利用しました。

　まずは、スープを一口いただきます。わかめの出汁がしっかりと効いていてサッパリとした塩味のスープ。戻し湯にしたので麺の出汁も効いていて美味しいです。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、ウスターソースがほんのりと染みこんでいるといった味わいなので飽きることなく美味しくいただけます。

　具は肉、キャベツ、紅ショウガ、青のりの４種類。やきそば王道のラインナップとなっており、肉の味わいがとても良いのに加えてキャベツの甘さもなかなかです。

　３０年も前からこのように完成度の高い味だったとはまさにバゴーン！というような一品。３０年とはいわずにこれからも長きに愛されることと思います。

○　「ＵＦＯ　辛口シーフード　ＢＩＧ」（日清）

　カップ焼そばとしてお馴染みのＵＦＯシリーズのシーフードが暑い夏にこそ食べて欲しいという願いを込めて辛口として登場しました。

　ソース系や醤油系の辛口も美味しいと思うのですが、海鮮の香りが豊かなシーフード味の辛口もとても魅力的です。風味と辛味を同時に味わえる幸せ感を楽しみます。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをした後に粉末スープを入れてよくかき混ぜ、調味オイルをかけてさらにかき混ぜたら完成。海鮮の良い香りが漂ってきました。

　早速、麺を一口いただきます。海鮮の風味が口の中に広がるような感じがするとともにピリリとした辛さを楽しめるといった感じです。

　また、細めの麺は柔らかすぎることがないのでスッキリといただけるといった感じで、ボリューム的にも満足のいくものとなっているので嬉しくなってきます。

　具はイカ、カニかま、キャベツ、タマゴの４種類。特にイカとカニかまはシーフードの風味がとても良く、タマゴはフワフワとしていて美味しいです。

　海鮮の風味とほどよい辛さのベストマッチを心地よく楽しめるような一品。暑い夏でも最後の一口まで美味しくいただけるほどメチャウマです。

（焼そば その１１）

（焼そば　その１１）